市民運動と共に (みさ子の原稿集)
「もう一つの白い粉の恐怖」
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食品添加物の神さま?安部司さんの講演会は、ギュウギュウ満員。20日前から主催者は参加お断りをしたほど。添加物といえば難しい化学式、それに横文字の聞きなれない薬品名だか何だか・・と思いきや、安部さんは、そんな難しい名前覚えなくていい!家の台所にない、それに聞いたことのない添加物は、口にしない方がいい!それだけで、避けられると簡単!
ジャンジャンジャ〜ン!安部司さんはまるで魔女か魔法使いのように、実験室の机の上みたいに試薬瓶を並べて、添加物だけを反応させて、イクラやコーヒーフレッシュを作ってみせる。ニュース23でもイクラを作ったのだそう。これを見て、それでもまだ貴方は食べますか?と会場に無言で問いかけているようで不気味だった。まさに白い粉の恐怖です! 添加物の問題に取り組む化学者、研究者は多いけれど、彼のように各食品の製造現場を数多く知っている研究者はいない。彼の食品業界の製造現場をくまなく見て指導してきた、つまり食品添加物の元トップセールスマンの告発にはリアリティがあり、発行した本が売れるのはよくわかる。なにせ日本初の告発者なのだから! ちょうど1年前に会った時に、本の準備中だった安部さん。テレビとかで見るのと又違って、白い粉を薬匙でふりかけ、水を注ぎ、いろいろな食品を作り出す過程を目の当たりにすると、そんなこととは知ってはいても流石にショックを受ける。昨年の11月10日発行の彼の告発本は、半年後には15刷り!なんと「食品の裏側」は既に45万部売れているそう。一昨日は国分、昨日は鹿児島市&宮崎で講演。ハードスケジュールの超売れっ子になっています!(でもマネージャーも付き添いもなく、滑車のついたトランクに、添加物入りの試薬瓶を詰め込んでの移動!自分の衣装をトランクにつめて日本津々浦々を移動する旅芸人みたい・・と言っては申し訳ないのですが・・。偉いです!応援しなくちゃと思ってしまいます) 彼が超忙しいということは、日本の食がおかしい!ということ。カルシウムを奪う白砂糖汁のような無果汁ジュースを飲んでいる子どもたちに、どんどん実験を見せて知らせて欲しい。 ちなみに、アメリカでは、コカコーラは子どもたちに飲料禁止になったというではないか。それに日本の某コンビニの社長が、自分のコンビニ弁当を一月食べ続けると宣言したが、29日目にドクターストップがかかったのだそう。全国のコンビニでは毎日10万個のお弁当が廃棄される。このような狂った食の実態を皆なに知ってほしい。食に限らずではあるが、子どもたちに判断力、大人には選択するための情報、リテラシーを身につける力を少しでもつけて貰わなくてはと思った次第。
よく考えると加工品は簡単・便利・安いと言われるけれど、便利さで失うものが大きいうえに、むしろ高価。時間がない時に、コンビニのおにぎりやサラダを買うより、スイッチポンでご飯炊き、人参や大根をかじって昆布をおやつにする方が安上がりで健康にいい。男も女も自分の身づくろいするように、素材を活かし簡単に楽しく料理できる力をつけなくてはいけない時代なのかも。共稼ぎ、残業、いろいろ事情はあるけれど、何せ国がおかしいのだから、自分の命も自己責任という情けない状況。何のために税金払ってるんだか。それに消費税アップの動き。福祉目的税であったはずの今までの消費税は何に使ったのだ!!!嘆かわしいけど諦めちゃ権力側の思うツボ。 |
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